14. 実業学校

13. マイアミからカイカンヘ
15. 闇の中での悩み

コラム 「ミッションパイロット」  デイビッド・ゲイツ氏の証より

デイビッドがした飛行機という買い物は、神様が今もなお奇跡を行うのを喜ばれることを証明しました。しかしその飛行機の操業についてはどうでしょうか?ガイアナでは燃料は非常に高価で、奥地では特にそうです。しかし信仰によって、ガイアナアドベンチスト医療飛行機サービス(GAMAS)は、医療を要する患者を病院へ往復搬送する働きを始めました。

デイビッドが食料、医薬品、燃料のためにお金を費やすたびに、だれかが飛行機でやってきて、「私は、これをあなたの費用に当てるために与えるようにという印象を強く受けました」と言って、贈り物を置いていくのでした。

与え、そして受けるというこの手順はデイビッドの頭の中にますます浸透し始めました。与えることは実は受けることだ!神様があなたの財務官であるときには、そうなのだ。

ある時、大金が入ってきました。「僕らは間違ったことをしているのかな?」と彼はベッキーに尋ねました。「僕らはここでの必要に対して十分に費やしていないに違いない。神様が、僕らに、もっと大きなことを考えて行動するように、もっと多くのことをこれらの人々のためにするように告げておられるのだろうか?」
「今の状況はこうじゃないかしら。私は、十代の子供たちには小中学校以上の学校が必要だということに気づいてきたの。奉仕に青年を備えるための学校が、この地域には欠けていると思うのよ。彼らは偶像に囲まれていて、ある者たちは問題を起こしているわ」

ベッキーは大きく腕を動かして、「この村のあまりにも多くの青年が、神様の教会からさまよい出ているわ」と言いました。
「そうだよ!彼らには寄宿制の高校が必要だ。それを建てよう」とデイビッドの熱心が沸きあがってきました。「1963年までは宣教師たちがパルイマの近くで学校を運営し、繁栄していた。新政府に取って代わったときに、何もかもが閉鎖してしまった。撤退を強要されたトール家族が1964年に学校を閉鎖したのだ。僕らはその所在地を調べる必要がある。この村から1マイルも離れていないよ。そこの土地はとても肥沃だということを僕は知っている。何でも育つ」

いつも行動の人であるデイビッドは、パルイマの仮設滑走路に向けて飛ぶ手はずを整えました。それはだいぶ前にウィリアム・トールによって建設されたものです。彼はその村の上空を数回旋回して、人々が村からカマラング川を越えて仮設滑走路まで彼に会いに来るように、注意を喚起しました。彼は下方の美しい地域に目を留めました。村は半島に作られ、三方が、黒く見えるけれども澄んだカマラング川に囲まれています。その水は岸沿いの木々と根のせいで黒く見えるのです。それから彼は、かつては学校のキャンパスであったところを旋回しました。いくつかの小さな崩れた建物と宣教師の家だった少し大きな建物が見えました。そのキャンパスの背後には堂々とそびえ立つレイン山があり、その向こうは人跡未踏の熱帯雨林です。

彼は着地して、神様と話しました。「人々にビジョンをお与えください。今見るのは荒廃だけです。若者はだれもおらず、ジャングルだけです。けれどもあなたは、そのすべてを変えることがおできになります」

その場で、デイビッドはパルイマの町議会を開く手はずを整えました。デイビッドの知らない方言を彼らは話すので、彼はカイカンから友人のアルバート・アントンを通訳のために連れて来ていました。

「あなたがたはここに聖書訓練学校が欲しいですか?」と彼は議会に尋ねました。
「はい、欲しいです。けれどもどこから教師を見つけるのですか?」
「お金が来る所と同じです。神様が奇跡をなさるでしょう。けれども、私が聞きたいのは、あなたがたはそのために必要なことをする気があるか、一所懸命に働くつもりがあるかということです」

彼らはしばらく考えました。「私たちは倒した木と切った板の分は請求します」と代表者が言い、その金額を口にしました。
「ちょっと待ってください」とデイビッドが口を挟みました。「これはあなたたちのプロジェクトであって、私のではありません。私はここにお金を持っては来ません。もし学校が欲しければ、あなたたちが建てるのです!私はガソリンとチェーンソーを提供しますが、あなたたちが建てなければなりません。神様が私たちの必要を満たしてくださるでしょう」
「ところで、私たちは労賃を請求して、そして・・・」
「いえ、いえ。労賃の請求やお金の工面について話しているのではありません。聞きたいのは、あなたたちはこの学校が欲しいですか、それとも欲しくありませんか?」

議員たちは彼らの間で話し合いを始めました。デイビッドの通訳は、彼に会話の流れを伝えました。彼らは提供される奉仕への標準賃金を各村がどうするか、そして各々がどのように支払いを受けるべきかを論議していました。再びデイビッドが口を挟みました。

「みなさん。もし私たちが本当に学校を建てたければ、それは与えて与える関係、また両者に有利な関係にしなくてはなりません。あなたたちは労働と木材を提供します。私たちは燃料と道具類を提供します。正直に言って、私には今、お金はありません。神様が私たちの必要全部を満たしてくださると、私はわかっています。神様はいつでもそうしてくださいます。でも、あなたたちが労働を提供しようとしないなら、私は他の村に行きます」

女性たち、青年たち、そして子供たちが町役場の建物の回りに立ち、熱心に聴いていました。デイビッドの耳に、外にいる彼らが、開いた窓を通して村の議員たちに叫んでいるのが聞こえてきました。彼はアルバートに、「彼らは何と言っているの?」と尋ねました。

「女性たちは男たちに、『愚かであってはいけない。30年間ここには学校がなかった。あんたがたが分を果たさないなら、もうここに2度と学校を持てないだろう』と言い続けています」
外にいる人々からの声で、ほどなく男たちは結論に達しました。「私たちは労働力を提供します。私たちの分を果たします」
「すばらしい!」とデイビッドは叫びました。「私たちが神様と共に働くとき、これが両者に有利な解決となるでしょう」。デイビッドは、意見が合ってほほ笑んでいる議員たちと握手をしました。

「さあ、一緒に計画を立てましょう。まず1950年代に建てられた古くて大きな家を修繕する必要があります。これは女子寮と女性教師たちのためにちょうどよいでしょう。それから小さいほうの家々は当座の男子寮、男性教師たち、家族持ちの住まいにできるでしょう。屋根は漏り、床は安全ではないかもしれないが、私たちがもっと大きい建物を建てるまで、あなたたちの修理技術でしばらくの間は使えます」

デイビッドの構想と信仰に啓発されて、彼らは神様が彼らを導き、賢明な計画を立てさせてくださるように祈りました。長い話し合いの末、デイビッドは彼らから出てきた計画をまとめ上げました。

「最初の建物は2階建てになります。2階はまずは男子寮になり、1階には3つの教室と教師の小さなオフィスが2つ。2番目の建物は1階に聖書研究者訓練プログラムのための教室とチャペルのある宗教センターです。2階は図書館と視聴覚センター、そしてその他の教室になります」

鍬入れ式の1ヶ月前、村の人々は働いて建設予定地のやぶをはらい、縄を張り巡らしました。1997年10月4日、川の近くにある丘の上のセブンスデー・アドベンチスト教会は、多くの出席者でいっぱいになりました。午後3時に、ある人たちはパルイマからその学校までの1.2キロの小道を歩いて来ました。またある人たちは学校建築現場までカヌーを漕いで川を上ってきました。みんながその鍬入れ式に向かってやって来ました。

その式の最後の話し手デイビッドは発表しました。「この学校は神様のご計画に焦点を合わせます。学生たちは全員労働をし、他の人々への奉仕を通じてキリストに仕えることを目標にして勉強します。これは神様の学校であることを覚えてください。神様がプロジェクト全体の財政を管理されます。私たちが信仰によって前進するときにだけ、油の器は空になることはないということを、神様ははっきりと示されるでしょう。周囲の村々からやってくる多くの青年たちは、キリストを中心とした環境の中で、学問的また実際的な訓練を得る機会を持つことでしょう。どうか毎日この心躍るプロジェクトのために祈ってください」。

ParuimaChurch建築はすぐに始まりました。彼らはジャングルの木を切り倒し、チェーンソーで荒削りの板にしました。重い生の板をジャングルから何マイルもひきずってくるのは骨折り仕事でしたが、パルイマの人々は神様が財力を供給してくださるという、愛と信仰とをもって働きました。資金がひっきりなしに入って来て、すべては順調でした。

学校での仕事がはかどっている間、デイビッドはぎっしり詰まった飛行スケジュールを続けました。飛行燃料を供給してくれるジョージタウンの会社は、月末に請求の支払いをする条件で、必要な時に満タンにさせてくれました。

数ヶ月の間は、燃料請求の支払いをするのに十分な資金が入って来ました。それから、2日の内に請求額1,000ドルの支払いをしなければならないという月がきました。デイビッドが銀行の預金残高を調べたところ、200ドルしかないことがわかりました。

彼はその資金を引き出し、いくらか余分の献金を受け取ってはいないかどうかを問い合わせる電子メールを父親に送りました。答は、「ノー」でしたが、その問題をその夜の特別な祈りの課題にするべきだという励ましの知らせが添えてありました。デイビッドが祈りを依頼する無線をカイカンへ打つと、義理の兄弟のテッドが別に100ドル寄付してくれました。けれどもそれは1,000ドルという必要には全然足りませんでした。

困惑してデイビッドは祈りました、「主よ、あなたはあらゆる資源をお持ちです。あなたは今まで、私たちの必要を満たすことがおできになりました。あなたがお送りくださる資金以外、私には資金を得るどんな方法もないことをあなたはご存知です。もし私がこの請求書の支払いをするお金を得られなければ、飛行機を飛ばせず、パルイマでの建築作業を停止せざるを得ません。なぜあなたは、私たちをここまで連れてきながら、その仕事を止めさせるのでしょうか?幾千という丘の上の家畜を所有しておられるあなたは、神様は今月必要な資金提供ができなかったと村々に言い広めるのをお望みですか?」

「私たちの必要を満たすのに、神は私たちにはわからない多くの方法を持っておられる」ということを思い出し、デイビッドの心に平安があふれました。彼はその夜ぐっすり眠りました。朝早く彼は起き、個人礼拝を始めました。再び彼は祈りました、「主よ、平安を与えてください。私に仕事を止めてほしければ、私は喜んで仕事を止めるつもりだということをあなたはご存知です。けれども、私はあなたが私たちをここまで導いておきながら、資金を止めるのをお許しになるなどと信じたくありません」

彼は聖書の学びに第1列王記17章を選び、エリヤとやもめと日ごとに尽きなかった油の壷について読みました。突然ひとつの考えが与えられました。(そのやもめのように、あなたが持っているものを使いなさい。けれども主よ、私に必要なのは油ではなく、現金です)と彼は反論しました。彼は、少なくとも持っているものを数えてみるべきだとの迫りくる印象に抵抗できませんでした。(それは無駄だ)と、彼は理屈をこねました。(いくらあるかはすでにわかっている。銀行から引き出して来たばかりだ。)けれどもその印象があまりにも強かったので、彼は抵抗しないことにしました。ただ自分のお金を数え、その事にけりをつけることにしました。

デイビッドは書類かばんを開き、銀行の封筒を取り出しました。彼は、前には見なかったたくさんの20ドル紙幣と数枚の100ドル紙幣を見てびっくりしました。そのお金を何度も何度も数えなおしました。合計で現金が1,050ドルあり、燃料請求の支払額以上あることが信じられませんでした。

心は感謝であふれ、デイビッドはひざまずきました。「神様、天使を遣わしてお金をここに入れてくださったことを感謝します。あなたはまたも必要を満たしてくださいました」。聖書を開き、彼は声を出して読みました、「わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。・・・良き物をもってあなたを飽き足らせられる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる」(詩篇103:2,5)。「主の人の子らに対する恵みとすばらしい奇跡のゆえに主を賛美せよ!」彼はその驚くべき奇跡の知らせを家族に無線で知らせ、父親に電子メールを打ちました。燃料代の支払いのためにその資金を受け取った若い女性は、「ゲイツ機長、私たちはあなたと取引するのが好きです。なぜなら、あなたはいつも支払いをしてくださるからです」と感想を述べました。デイビッドは心ひそかに、(神様はご自分の子らが期日に支払いができると栄誉を受けられるのだ)と思いました。
6ヵ月後、デイビッドは周囲の町や村に発表しました。「学校を始める準備をしましょう。臨時の建物は修理されました。新しい建物はまだ完成していませんが、神様は間もなく教師たちを与えてくださるでしょう」
「先生なしでどうやって学校を始められるのですか?」と疑い深い親たちが尋ねました。
「私は主から教訓を学んでいます。あなたたちが何を持っているかいないかという問題ではありません。問題は、神様がしてほしいことを、あなたたちがしているかどうかということです。
私やあなたたちではなく、神様が結果に責任を負われます。開校の日にちを発表して神様がなさることを見ようではありませんか。

毎朝、学生たちと教師たちが農場で、菜園で、あるいはキャンパスの清掃、またはキッチンで働くようになるでしょう。畑の作物が実るまでは、親たちが食物を供給するでしょう。午後彼らはクラスに出て英語、スペイン語、宗教、音楽を学ぶことでしょう」とデイビッドは締めくくりました。

学校が始まる2週間前、神様は、グアドループとマルティニーク島から来たゴティンとマシウスという2組のフランス人夫婦に、臨時という条件で、初年度ボランティアとして教えることを強く印象づけました。人々は、神様がどのようにして教師をお与えになるかを見て、大きな興奮がパルイマに広がりました。

村人それぞれが、週に1日を学校建築の奉仕にささげました。完成が近づくのを見て、彼らは2階建ての建物の細部を仕上げるため、4月に丸々1週間を特別に当てることにしました。入学予定の学生たちが4ヶ月前にやってきて、農場に植え付けをし、土地をきれいにし、現存する家々を修繕し、台所と食料保存の部屋のために臨時の草葺屋根の建物を備えました。デイビッドは米90キロ、二つ割の乾燥豆45キロ、粉45キロを飛行機で運びました。すべてはボランティアの昼食にと寄付されたものです。神様は、最初の建物のための献堂式を準備しながら喜んでいるご自分の子供たちを、ほほ笑んで見下ろしておられたに違いありません。

1週間後、カリビアンユニオン会計のローランド・トムソン、その他にアンドリュース大学からの訪問者たちが、宗教センターと図書館の鍬入れ式のためにパルイマへ飛んで来ました。ユニオンのグローバルミッション部門を代表してトムソンが、なされた仕事への感謝を表明し、そして伝道の働きを始めるための、ユニオンからの多大な経済的贈り物を贈呈しました。

18ヶ月の労働の後、パルイマのデイビスインディアン実業学校は、1998年10月半ば、31名の学生たちにその扉を正式に開けました。これは30年間でただひとつガイアナにできたアドベンチストの学校でした。多くの申込者の中から注意深く選抜されたこれらの献身したパイオニアの学生たちは、7つのジャングルの村からやってきました。海外からの4人の職員と3人の地元のスタッフメンバーは皆ボランティアで、宣教師訓練を受けるこれらの若者たちにしっかりしたキリスト教教育を与えるために献身した人々です。どの生徒も午前に4時間働き、午後に4時間勉強するのです。

学校は授業料無料なので、大きな疑問がなおも起こりました。「どうやってこれらの学生たちを食べさせるのですか?」学生のほとんどはジャングルの村々から来ており、ベネズエラから来た学生たちは山々を越えて長い距離を歩いて来たので、食べ物を多くは持ち運べませんでした。彼らの両親も毎週食べ物を運ぶことはできません。神様はご計画をお持ちだと知っている宣教師たちは祈りました。

デイビッドは翌朝目覚めたとき、ノルマ・トーマスという婦人と会うことを思い出しました。彼女はカマラングの村長で、また彼らの村々を向上させるアメリカ先住民のための働きに食物を提供する非政府組織SIMAP の地域代表者でした。デイビッドは彼女を訪問しました。彼が学校の問題を話すと、彼女はほほ笑みました。

「ゲイツ機長、先週私たちはノルウェーから100トン以上の食物を受け取りました。様々な製品です。私たちはこのたくさんの食物を保管する場所を急いで見つけなければなりません。私たちの組織は、あなたがたの農場が生産し始めるまでの最初の1年間、これを使うことに賛成するはずです。私は各学生に食物を提供するように、またパルイマにそれを運ぶのに必要なチャーター便の費用を払うように頼んでみましょう」

約束された供給品が到着し始める前に、学校では食物が尽きてしまいました。学生たちと職員は、彼らの必要を満たしてくださるように神様に祈り求めました。同じ日に、数艘のカヌーが、心配した親たちによって送られた食物を積んで到着しました。献身した親たち無しでは、学生たちはお腹が空いてしまったことでしょう。翌週700ポンドの食物を乗せた飛行機が到着しました。神様は祈りを聞き、答えてくださいました。

その最初の1年間デイビッドは、1,000時間近く飛行しました。悪天候は彼を何日間か足止めにしました。安息日には、緊急の医療的な非常事態、あるいは村での説教の約束を果たすためにだけ飛びました。こうして、飛行する日には、彼は空中で5時間から8時間を過ごしました。時には1日に17回の飛行ということもありました。夜、彼はぐったりとなって眠り込むのでした。

燃料代の請求には誰が支払いをしたのでしょうか?神様が、必要な資金を提供するように、多くの人を促してくださいました。
神様は、どのようにしてこの小さな飛行機を、福音への扉を開くためにお用いになったでしょうか?多くの村にはセブンスデー・アドベンチストへの敵対感がありました。ひとつの村では、人々はアドベンチストの訪問者に石を投げ、彼らが去るまで止めようとしませんでした。デイビッドは、ある患者を医者のところに連れて行くためにその村に着陸したとき、その同じ敵対的な態度を感じました。ある日、その村のウェスレー教会から来た牧師が飛行機に大胆に近づいてきました。

彼が立ち去る前にデイビッドは、「牧師さん、私が去る前にお祈りを導いていただけませんか?」と呼びかけました。
「私にですか?」
「はい、あなたは牧師ですよね?」
「そうです」と彼は頷きました。「ゲイツ兄弟と飛行機と病人を神様が祝福してくださるように、さあお祈りしましょう」
その後、その牧師は定期的にやって来ました。デイビッドはいつも、彼に祈りを頼みました。

もっと後に、ハレルヤ教会の牧師が思い切って近づいて来ました。デイビッドは彼にも祈りを頼みました。このような接触が続き、ますます親しくなりました。ついに、デイビッドは、かつては敵対的であったこの村の町議会と話し合いができるか頼みました。
「シリーズもののビデオを持って来てもよいでしょうか?私たちはそれをNET’95 と呼んでいます。やはりアメリカ先住民である私たちのバイブルワーカーが、ビデオプロジェクター、大きなスクリーン、発電機を持って来ます。話す人はマーク・フィンリーといって、すばらしい方法で聖書の真理を見せてくれます。伝道説教のシリーズを5週間お見せしましょう」

以前だったらその村の人々は、デイビッドに石を投げつけたかもしれません。けれど今、町議会は満場一致で「賛成」と票決しました。その後、ウェスレー派の牧師が手を上げ、「私の教会から全部の椅子を運んできましょう、そうすれば彼らは集会を持てるでしょう」と発表しました。

毎晩その村の人々は町の公会堂をいっぱいにしました。ビデオシリーズの最後に、およそ3分の1の人々がバプテスマを受けました。彼らの多くはウェスレー派教会から来たのですが、牧師は気にしないようでした。彼はデイビッドに尋ねました。
「いつか、あなたのビデオプロジェクターをお借りできますか?」
「牧師さん、いつでも必要なときに喜んでお貸ししますよ」。こうして神様は尊敬、愛、親切、そして飛行機による医療の働きを用いて扉を開かれました。

ある夕べの家庭礼拝の時間に、ベッキーはデイビッドに言いました。「もうすでに神様はとてもたくさんの機会を開き、チャレンジを与えてくださったわ。私たちは、神様が約束をお守りになるかどうかを見るために、神様を試すことに決めたわね。本当に、私たち家族は、ローマ4:21でパウロが、『神様はその約束されたことを、また成就することができると確信した』と言っていることに同感するわ」

13. マイアミからカイカンヘ
15. 闇の中での悩み