5.高血圧をどうするか

4.鬱と肥満の扱い方

コラム 医学博士リー・サングによるニュースタートセミナーでの講義録より

LS71高血圧をどのように扱うかについてお話しします。高血圧とは何ですか。血液には圧力はありません。血圧はポンプの圧力という意味です。ポンプは何でしょう。皆さんの心臓がポンプです。ですから、血圧は心臓がどれほど一生懸命血液を押し出しているかということなのです。ほんとうは、これを心臓圧と呼ぶべきですが、どうしてか血圧と呼ぶようになっています。それで誤解が生まれます。どんな状況が心臓のポンプ機能をきついものにするでしょうか。典型的な状況は運動です。運動をすると血圧が上がります。心臓が一生懸命に押し出しているので上がるのです。運動をするといつでも、全器官のシステム、特に筋肉がもっと血液を必要とします。それで心臓は筋肉へもっと血液を送り出さなければなりません。運動をしないで静かに座っているときには、筋肉があまり血液を必要としないので、心臓はそれほど働く必要はありません

血圧について話すといつも、多くの人が多少混乱します。血圧はひとつの数値だけではありません。もしただ一つの数値であれば誰もが理解できるでしょう。ところが二つの数値があるのです。心収縮期圧と呼ばれる上の数値、そして、心弛緩期圧と呼ばれる下の数値です。心収縮期圧とはどういう意味かごぞんじですか。心収縮期は心臓が収縮しているときの事です。心弛緩期とは心臓がゆるんでいるときです。私はむしろ血圧を収縮圧と弛緩圧と呼びたいと思います。その方が簡単ですが、あまり賢い響きがないのが問題です。人はプライドを求めるのですよね。プライドのせいで、人には理解できないような言葉を使うのです。私は少し足りない感じがしても、単純な言葉を使いたいのです、そうすればわかりやすいでしょう。

正常な血圧は120/80です。血圧には二種類の数値があります。どうして二種類の圧力があるのでしょうか。二つの異なった相があるからです。血圧はたいてい腕で測定します。実際には、血圧を血管のレベルで測定します。心臓レベルでの血圧測定は簡単にできません。正確な血圧は血管レベルでの測定では測れませんが、心臓でなら測定できます。医者は正確な圧力を測定するために、心臓に面白い仕掛けを送ることができます。

LS72心臓のポンプ状況を腕で測定する時、実際には血管レベルでの圧力を測定しているのです。心臓は、実際は血液でいっぱいになっている、閉じられた組織です。圧力は心臓がどれほど一生懸命にポンプの様に働いているかによって違ってきます。上の数値は心臓が収縮し終えたときの測定値です。これは、血管が血液で一杯になったときで、一番高い圧力です。一番低い圧力は心臓が完全に弛緩した時です。最高圧は心臓が持っていた血液を全部押し出した時ですから、血管内に最も多くの血液があり、それが血圧の一番高いときです。最低圧は心臓が弛緩している時、心臓に血液を引き込んでいるときです。弛緩の終わりの時点では血管内の血液は最も少なくなっています。

もし心臓が休んでいるとすれば、それは押し出しているときと弛緩しているときの中間です。それは120/80ではなく、多分90くらいでしょう。そして動きません。その状態では、皆さんは生きることはできません、血液が循環しないからです。循環器の中に血液があるだけでは、生きているということにはなりません。血液と同時にエネルギーが必要です。皆さんの血液がどんなによくても、どんなに心臓が立派でも、もし血液が循環しなければ健康を損ないます。これがいのちの原則です。与えて、受ける。もし心臓に関して授受がなければ、組織全体が死にます。心臓は血液を押し出します。与えます。それから、受け、与え、又受けます。心臓が血液を押し出して与えるとき、どんな血液を与えていると思われますか。リフレッシュされた、酸素が豊富に含まれた血液ですね。心臓は肺から酸素を含んだ血液を受け取り、それを脳、筋肉、肝臓その他に与えます。どんな血液を心臓は受け取るでしょうか。汚れた使用済みの血液です。それを受け取って、肺に送り、肺はリフレッシュしてから心臓に送り返し、心臓は身体の他の部分に与えます。心臓は神のようではないでしょうか。神はいつも私たちに命をお与えになり、いつも私たちの罪をお受け取りになります。とても興味深い組織です。ですから、循環がうまくいっていれば、良好な健康を保つことができます。サタンはこれを知っているので、循環を破壊すれば神の宮を駄目にすることができます。彼は循環をだめにしようとして出かけて行き、次第に循環を止めていきます。これが要点です。これで、収縮期圧と弛緩期圧がおわかりになったでしょう。

LS73血圧を測定するには看護士や医師でなくてもかまいません。病院へ行くと看護士は血圧を測定するために何をしますか。加圧帯と呼ばれるものを腕の回りに巻きます。そしてポンプでそれに空気を入れ、血液の循環を止めるので、血液は腕の血管の中で動けなくなります。ですから一杯になったような感覚がするのです。看護士は音を聞くために聴診器を腕に当てます。このレベルで循環が止まると、血液は通過していないので何の音もきこえません。加圧帯の圧力を少しずつ抜いていくと、ある時点で血液が流れ出します。その音を最初に聞く時が最高血圧です。それが収縮気圧です。更に加圧帯から圧力を抜いて行くにつれて、血管は一層開いていきます。血管がすっかり開いてしまうと又音が聞こえなくなります。そうやって血圧を測定します。

ちょっとしたクイズを出しましょう。私の血圧は今120/80です。とてもいい状態です。もし私がここから出て行って1時間後に戻り、血圧をもう一度測定したら145/60だったとします。何をしていたと考えられますか。運動ですか。私が運動をしていたとどうして言えますか。もちろん、私の収縮期圧は高くなったので、興奮状態にあることがわかります。しかし面白いことには、弛緩期圧は80だったのが、今は60です。これはどういうことでしょうか。人が運動をすると、血液をもっと押し出す必要があります。ところで、もう一つの必要があります。私は運動をしているので血液をもっと回数多く押し出す必要があるのです。それで心臓はもっと多く血液を取り込まなくてはなりません。80と60という弛緩期圧を比較すると、どちらが心臓の中により多くの血液があることになるでしょうか。弛緩期圧とは、心臓へ戻っていく血管の中の血液の圧力を意味するので、心臓には血液が少ない、つまり圧力が少ないということを意味します。もし心臓がさらに活発にふくらめば、血圧は上がりますか、下がりますか。もちろん下がります。心臓はさらに血液を引き込むので血管には血液が少なくなるからです。60という私の弛緩期圧は、私の心臓が血管からより多くの血液を引き込んでいることを意味しています。これは私の心臓は一生懸命にポンピングしながら、同時により大きくふくらんでいるということなのです。これはとても重要です。収縮期圧は、多くの状況においてほんとうには心配すべき圧力ではありません。弛緩期圧が高いと、常に一層深刻な問題があるのです。

弛緩期圧がより低くなったことは、心臓が一生懸命に働いていて同時に十分ふくらんでいるという意味です。すべて順調で、ポンピングも良好、ふくらみもいいです。これはよい運動ができるという意味です。では、私の血圧が120/80で、一時間姿を消して戻ってきてから、もう一度血圧を測定したら142/92になっていたとします。どうしたというのでしょう。その間に私は何をしたのでしょうか。明らかに運動をしていたのではありません。弛緩期圧を見ると、収縮期圧は高く、弛緩期圧も高いのです。これは私の心臓はふくらむことができなかったという意味です。これはどういう状況でしょうか。その前の時間に何をしていたのでしょう。私は電話をかけ、いらついていました。もし皆さんが怒ると、血圧は必ず上がりますが、運動しているからではありません。心臓はふくらむことができません。心臓は受け入れる容量が少なくなります。運動すると、心臓はより多くの血液を押し出し、より多くの血液を受け取ります。気分良くしていると、心臓はうまくポンピングします。しかし、いらいらしていると心臓はこわばってきます。LS74ストレス下にあると、心臓は柔軟性をなくし、ふくらむ力をなくします。もしこういう状態が続くと、ストレスがない時であっても、弛緩期圧は高くなることがあります。若い人で弛緩期圧の高い場合は、たいていきついストレス下にあることを意味します。128/92という血圧はきついストレスを指し示します。血圧を見ることで、その人がどのような情緒的或いは身体的状況にあるかを、ある程度推察できます。

皆さんの血圧が190/100というように高いと、これは悪いしるしです。これは心臓がふくらむことができず、同時に血管の具合が悪いことを意味します。何らかの停滞があり、身体に血液を送り出すのに心臓が大変な思いをしているのです。心臓は通常でない力を出して血液を押し出さなくてはならなくなっています。時には240/120まで上がります。これは非常に危険な高血圧です。

ある人々の血圧は90/50と低い場合があります。また80/50だったりします。彼らはきつい思いをしており、時々めまいを起こしやすく、低血圧のせいで弱った感じがします。それは低血糖症に似ています。通常血糖値は70-110の間で,多くの人々は60以下になるとめまい、失神、発汗、心臓の動悸などの症状を起こします。人が同じ種類の刺激、同じ種類のストレスを受けても、二通りの反応をするのは興味あることです。ある人たち、特に怒りを抑えて自分は立派だと見せたい傾向のある人たちは、強い抑制欲求があります。皆さんが生物学、化学について何もご存じでなければ、言わせてもらいますが、身体は状況に応じて反応するものです。LS75ある人々は状況以上に怒ります。彼らの血圧は上がります。ある人々は怒りを抑えます。彼らの血圧は下がります。

私が医学校にいた1960年代、先生は低血圧はいい、なぜなら高血圧になるまでには時間があるからだと言いました。今ではそれはほんとうとは言えません。今は、人はストレスに対し二通りの反応をするとわかっています。怒りを押さえ込み、まだおだやかである、幸福であるというふりをする人は、感情表現を押さえ込む傾向があります。彼らには低血圧の傾向があります。積極的に怒ると、体組織に多量のアドレナリンが生成され、アドレナリンは血圧を上昇させます。人が消極的に怒り、怒りを表現せず、叫ぶこともなく、押さえ込んで、何もかも大丈夫だというふりをすると、こういう人々も高血圧になることもありますが、時には彼らは感情を押さえ込んでアセチルコリンと呼ばれる物質を生成します。アセチルコリン遺伝子が一層活性化されると心臓の動きを抑制します。心臓はポンピングを弱めるので、血圧が下がります。それは低血糖の時と同じ具合です。低血糖症と低血圧症はお互いに従兄弟のように働きます。低血糖の人は低血圧にもなる傾向があります。

なぜ低血糖症になるのでしょうか。人が多くのストレス下にあると、多量の血糖を消費します。もし一定水準の血糖の貯えがあれば問題ありません。筋肉は多くの血糖を蓄えます。これを糖グリコーゲンと呼びます。グルコースはグリコーゲンになり、筋肉細胞はこれを蓄えます。肝臓はグリコーゲンを蓄えます。グリコーゲンはガソリンのようなもので、すぐに使えます。蛋白質も血糖に戻されることができますが、時間がかかります。脂肪も血糖として用いられますが、使えるようにするにはもっと難しい過程を必要とします。何でも実のところは血糖の様々な形態であるわけです。もし血糖がガソリンに似ているなら、筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンは軽油と呼べるかも知れません。蛋白質は梱包された燃料かも知れません。箱の中に入っているので、開く必要があります。脂肪は飛行機のコンテナに積み込まれた箱詰めの燃料にたとえられるかも知れません。燃料を取り出すには手間がかかります。ですから、減量のために断食すると、身体は蛋白質をまず使う傾向があります。それで筋肉がなくなるのです。だから断食はあまりやらない方がいいのです。

筋肉の蛋白質がエネルギー源として用いられると、多量の水が必要になります。水を十分に飲まないと脱水症状になります。蛋白質の副産物が尿で出て行くので、水も多量に出て行くからです。飢えると蛋白質と筋肉を使ってしまうので、体重が減ります。筋肉の喪失は続けることはできませんから、ある時点で、身体は筋肉をなくすのを止めて、脂肪を使うためにコンテナを開きます。たいてい、人が断食によって20ポンド減量するとすれば、10ポンドは筋肉と水分から、10ポンドは脂肪からです。こうして脂肪を減らすと、何が起こるでしょうか。レプチン遺伝子が非常に出し惜しみをするようになって、エネルギー源として使うために脂肪を押し出す刺激を与えるレプチンを生成しなくなります。それでもし、断食で無理やりに脂肪を減らすと、後で、脂肪細胞の脂肪を減らすのがさらに困難になります。強制はうまくいきません。生命のシステムは強制ではなく愛によって扱わなければなりません。

LS76グリコーゲンは筋肉と肝臓に蓄えられます。血糖をグリコーゲンとして蓄えるためには、遺伝子が活性化されていなければなりません。グルコースをグリコーゲンにする遺伝子があります。グリコーゲンの形で血糖を蓄える必要がなければ、その遺伝子は活性化されません。血糖をグリコーゲンにするこの遺伝子が機能しないのです。その時には筋肉や肝臓にグリコーゲンの蓄えはありません。何がこの状況を引き起こすのでしょうか。運動の欠如です。運動すればグリコーゲンの形で血糖を蓄える必要があるので、食べなくてもエネルギー源として後で使うことができます。ところが運動しないと、この遺伝子は筋肉や肝臓にグリコーゲンを蓄える意味を見出せません。ですから運動はとても重要です。

昨日、皆さんに水を飲んで下さいと訴えましたが、今日は是非運動をしていただきたいと訴えます。もし水をたくさん飲めば、ハンバーガーを食べても大丈夫ですが、それはお勧めできません。私は肉食には賛成ではありませんが、それは気にさわる音楽に対してとる態度のようなものだと言えます。これについては、私はこういう見方をしています。私たちは音楽のことを扱っているのではありません。私たちは自分たちの魂を扱っているのです。なぜ人々は、自分は音楽を扱っていると言うのでしょうか。なぜ若い人々の魂のことを気にかけないのでしょうか。なぜ人々は音楽について何かしら悪いことを言うのでしょうか。私ももちろん、ある若い人々が聴く音楽には賛成しかねますが、私たちはとても尊い魂を扱っているのです。

別の晩に、私は1時間の説教をしました。子供たちはどんなふりをすればいいかわかっています。彼らは自分たちがよい子であると見せかけることに卓越しています。私はここにいるアリゾナの若者はふりをしているとは思いません。彼らは何かが好きなら、それが好きだということを示します。何かが気に入らなければ嫌いだということを示します。私はそういうのが好きです。時々、私が別の若者の集まりに話をしに行くと、私をピザやチョコレートを食べないようにと話す酔狂者だと思って、ほんとうは聞いていないのに聞くふりだけをします。そういうのはとても難しい集まりですが、彼らがいるところ(彼らのレベル)で私たちが話をしていることをよく感じています。彼らはそれに感謝し、私もそれが好きです。

パウロでさえ、異邦人に宣べ伝えるとき、十戒全部を与えるのは多すぎると考えました。彼はそれらを水で薄めなければなりませんでした。少しばかりその水準を下げなければなりませんでした。姦淫することは間違いである事、それから血の付いたままの肉を食べないようにと教えました。それは水で薄めたメッセージでした。彼はなぜそうしたのでしょうか。それは始まりにすぎなかったからです。彼には、何はともあれまず彼らと友人にならねばならないとわかっていました。それからだんだんに標準を上げ始めます。音楽だけではなく、魂に焦点を合わせなければなりません。もちろん、私は若い人たちが聴く音楽には賛成しません。それは最も美しい音楽ではありません。しかし残念ながらこの世は堕落しつつあります。私たちは彼らがいるところで彼らに会わねばなりません。私は、それはすごいと思います。私たちはセレブレーションチャーチになりたいとは思いませんね。長老派にもなりたくはありませんが、今日、事態は悪いのです。私たちはこれらの魂を私たちの腕の中にとどめることができるよう何でもしなければなりません。それがとても重要です。

さて、運動をしないと、糖をグリコーゲンとして蓄える必要がありません。血糖をグリコーゲンとして蓄えないと、低血糖症になりやすくなります。食事を抜くと、血糖が下がります。ストレスの下にあると、多量の血糖を消費し血糖値レベルは下がります。たとえ運動をしても、感情を押さえ込みすぎると、また多くのことに気持が煩わされると、いつも知らぬ間に大量の血糖を消費します。そうするといつも境界線上にある状況になり、血糖値レベルはいつでも正常以下に下がることがあるのです。特に、ちょっと余分のストレスを受けたとか、いつもより食べるのが少なかったというときにそうなります。低血圧や低血糖症に一番いいのは運動することですが、楽しく運動しなくてはいけません。

LS77ある女性が私のところにきて、「リー先生、あなたは運動するようにと言いました。私はいつも夫のシャツにアイロンをかけています。私は夫が嫌いですが、彼はいつでも奇麗なシャツが着たいのです。私はぷりぷりしながら、ハアハアして、汗をかきかき、いつも彼のシャツにアイロンをかけています。これ、いい運動になりますか」と尋ねました。確かに運動ですが、ただの事実にすぎず、真の運動ではありません。真の運動はアイロンがけ、プラス愛です。もしアイロンがけが無意味であれば、それは何になるかご存知ですか。その女性にとって、アイロンがけはストレスになります。大変興味あることです。ずっと言い続けていることですが、私たちの遺伝子は、単なる運動にではなく、意味に反応します。この女性がアイロンがけを全く嫌っているとしましょう。彼女の血圧は高くなるでしょう。

しかし別の女性が、私にアイロンがけはいい運動になるかと尋ねて、彼女はアイロンがけが好きで夫を愛していると言い、彼はすばらしい人だと言えば、私は彼女に、そのアイロンがけはいい運動ですと言うでしょう。一時間アイロンがけをした後、彼女の血圧は140/60になっているでしょう。けれども、もし夫を嫌い、アイロンがけを嫌っていれば、ストレスになります。愛があればいい運動になりますが、運動をしていてもその運動があなたにとって悪い意味を持つのであれば、それはストレスになり、血圧を上げます。要点がおわかりになりましたか。これは分界点です。これが、信仰による義と行いによる義の一番重要な違いです。

同じ事をしても、心の中の反応が違います。遺伝子レベルでは、二つの正反対の反応が起こります。要点がおわかりでしょうか。外見では、どちらの女性もアイロンをかけています。一生懸命働いています。しかし遺伝子はその運動の背後にある意味に反応します。遺伝子は霊的です。ですから私たちは霊的な存在なのです。私たちの遺伝子は霊的だからです。遺伝子はただ機械的な作用に反応するのではなく、その機械的作用の意味に反応します。こういう遺伝子を持って生きる事はすばらしいではありませんか。そうでなかったら、私たちはまるで機械のようになってしまいます。ですから私たちは、他の人たちに対してよい意味を与えなければなりません。

私は多くの低血糖症の人を診てきました。彼らがこの事をわかり始めると、それまでは運動の背後の意味になど注意したことがなかったので驚嘆します。ただ運動の機械的な動きだけに注目していたからです。彼らはとてもイライラしていました。彼らは体育館に行き、トレッドミルの上で走り、自分を機械のように扱おうとしました。機械は無意味です。神と何の関係もありません。ですから、健康クラブに加わり、機械に乗り、運動クラスの間、誰かの命令で動くためにたくさんのお金を費やすのはとても気の毒です。自由を楽しんで下さい。公園に行きなさい。小鳥の声に耳を傾けなさい。子供を連れて行きなさい。夫と共に歩きなさい。そしてそれを運動などと呼ばないようにしなさい。

ウイマー学園にいたとき、私の嫌いなことがひとつありました。歩いているとき、私は自然を楽しんでいました。そこには、ここにあるようなたくさんの松の木があり、早春には野の花が咲きました。それはウオーキングでなく、神の園を歩いているようなものでした。私は歩いている間にできる限り多くの意味を与えたかったので、あらゆる種類の野の花を咲かせている神に感謝しました。野の花がそこにあるのは単なる偶然ではありません。その野の花は神から私のために贈られたものです。こういう言い方にはもっと意味があるのがおわかりでしょうか。私たちの遺伝子はこれを愛します。私が歩いていると、その小道に出ている他のスタッフに会うことがあり、「やあ、今日、歩行距離を伸ばしていますね」と言うのです。歩行距離を伸ばす?「あなたは1日3マイル歩くべきです、そうすれば歩行距離が記録されます」。なんと無意味な言い方でしょう。そうであってはなりません。もっと意味あるものにして下さい。それがばかげているわけではありません。歩行距離について話すのは賢い響きがありますが、遺伝子との関わりでは、実のところ愚かしい事です。遺伝子はもっと意味を欲しています。

コレステロールを多くとりすぎると、このコレステロールが血管壁の内側に蓄積して、血管が硬化していきます。あなたの血管がとても柔らかい、柔軟な、のびのある健康な血管であれば、心臓は必要なときにそれほど高い圧力をかけてポンピングしなくても、ずっと容易に働いています。心臓は、血管が硬化し狭くなっていると、それはそれは強く奮発してポンプの働きをしなければなりません。血管は広く開いている必要があり、柔らかければ心臓は血液を押し出すのが楽で、血管はとても容易に拡張できます。あなたの血管が硬化し狭くなると、同じ量の血液を押し出すのに、心臓はよりきつくポンピングしなければならないので、とても疲れます。心臓は、「動脈硬化を起こした血管」と私たちが呼んでいる、狭い血管に同量の血液を通過させるために、大量のエネルギーを消耗します。動脈はコレステロールの蓄積によって硬化します。

多くのアドベンチストの人たちが私のところにやってきて、「リー先生、私は完全な菜食家です。コレステロールが菜食には入っていないことを知っていますが、私は高コレステロールなのです。肉に触れたことはありませんし、動物製品にも触れたことがないのですが、私のコレステロールは高いのです。なぜだかおわかりですか」と言います。もちろん、もし皆さんがコレステロールを多くとりすぎると、コレステロール値が高くなります。肉を食べても、コレステロール値が正常であることもあります。肉や動物製品を食べなくても、コレステロール値が非常に高くなることもあります。

LS78どうしてでしょうか。それは皆さんの身体がコレステロールをつくるからです。コレステロールがいっぱいの肉を食べていても、もし身体がコレステロールの生成を遅らせる方法を知っていれば、コレステロール値を正常にとどめることができます。しかし、コレステロールを全く食べない完全な菜食家であっても、コレステロール値が高いとすれば、それは肝臓がコレステロールをたくさん生成しすぎているという意味です。

コレステロールはとても大切な化学物質です。私たちの身体はあらゆる種類の細胞でできており、コレステロールは細胞膜の最も重要な要素のひとつだからです。身体は何兆もの細胞からなっています。ですから私たちはいつも新たなコレステロールを生成しなければなりません。常にコレステロールの含まれない完全菜食を食べても、身体はすべての野菜、穀物、豆などからコレステロールをつくり出します。糖でさえもコレステロールに変えることができます。肝臓が適量のコレステロールを生成するので、コレステロールを食べる必要は全くありません。

ではコレステロールを食べなくても、多すぎるコレステロールを生成するのはどうしてでしょうか。その理由は、コレステロールは細胞膜をつくるのに重要な要素なのですが、又性ホルモンをつくるにも重要な要素なのです。テストステロン、エストロゲン、プロゲステロン、これらは皆コレステロールからできます。これらのホルモンをつくるにはまずコレステロールが必要です。別のホルモン、コーチロールホルモンと呼ばれるストレスホルモンがあります。これはコレステロールからできるのでステロイドホルモンです。ストレスホルモン、性ホルモン、細胞膜をつくるためにはコレステロールがなくてはなりません。これらは全部重要です。

では、コレステロールを全く食べないのに高コレステロールだという人はどのような人なのでしょうか。厳しいストレスの下にある人です。人が厳しいストレス下にあると、この人はさらに多くのストレスホルモンが必要になります。もっと多くのストレスホルモンをつくるためには、もっとコレステロールが必要になります。コレステロールを食べていないと、肝臓がもっとコレステロールを生成しなければなりません。大きいストレス下にあるのですから、もっとストレスホルモンをつくらなければならないからです。あなたが菜食者でコレステロール値が高いときは、ストレスがたくさんあるということを意味しているのです。

私はこういう状況をかなり多く見ていて、人々はコレステロールを下げるには何を摂ればいいかと私に尋ねます。コレステロールを下げるために摂れるものはありません。彼らに心に平安はありますかと聞きますと,「はい、あります」と答えます。人が自分には平安があると言うときはたいてい、そうではありません。こういう人たちは、明らかに多くのストレス下にあるので、講義の最中に眠ってしまいます。多くのストレス下にあるので疲れているからです。ですから、平安とは何かを理解することがとても大切です。多くの人々が、何の心配もないと言いますが、平安があるでしょうか。これは二つの違う質問です。

自分の経験に従って、私が平安とは何か見つけたことをお話ししましょう。聖書は休息について語っています。そして皆さんは、ガンについての私の講義から休息がどれほど重要かわかっています。イエスは、「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」と言われます。私が初めてこれを読んだとき、理解できませんでした。私は自分で休むことができます。なぜイエスは、「わたしがあなたがたを休ませてあげよう」と言われるのか。聖書は奇妙な本です。休息が必要なら、私はソファに横になって休息できます。けれども、イエスは、「もしわたしが休みを与えなければ、あなたがたに休みはない」と言われます。これはとても興味ある概念です。「わたしがあなたがたに休みを与えよう」。これによってイエスは何を意味しているのでしょうか。みなさんがガンに関する講義を理解すれば、この質問を理解できます。

ヒントを差し上げましょう。P-53遺伝子です。P-53遺伝子は休むことのできないガン細胞を休ませる特別の物質を生成します。それは休息物質です。皆さんが身体をソファに横たえて休んでいると思っていても、細胞内部の遺伝子が休めなければ、休んでいることにはなりません。神が、休息物質を生成するp-53遺伝子を活性化する信号を送るのでなければなりません。この物質が、たとえあなたがたが散歩か何かしていても細胞を休ませます。もし怒りで煮えくり返っていたり、誰かを憎んでいたら、たとえソファに横たわっていても細胞は休めません。それは休息ですか。そうではありません。遺伝子はアドレナリンを噴出していて、p-53遺伝子は活性化されません。休息は神からの賜物です。神がみなさんのp-53遺伝子を活性化する信号をお送りになると、細胞は休みます。すると皆さんは休むのです。それから遺伝子は修復されます。すると皆さんはいやされます。それが安息日の目的のひとつです。

安息日には、地球全体の空気を満たす神からの大量の力があります。神は、もし私たちが喜んで受け取るなら休みを与えようとしておられます。皆さんがこの休みを受け取ることについておかまいなしであれば、それを受けることはありません。遺伝子は意味に反応するからです。皆さんが安息日によい意味を与え、これは神が私たちに休みを与えて下さる日だと認め、これは神が私たちのp-53遺伝子を刺激して休ませて下さる日だと認めるなら、神に同意するのですから私たちは休みを得ることでしょう。私たちは、神の邪魔をしないようにするので、神にリフレッシュされ、いやされるのです。これは安息日についての美しい意味です。もし安息に満ちた心がないと、コレステロールは上昇し、このコレステロールは徐々に血管に蓄積していくでしょう。

私はパーキンソン氏病である一人の姉妹に会ったばかりです。ドーパを生成する脳細胞が死ぬと、この病気になります。ドーパが生成されないので、パーキンソン氏病の人は筋肉動作に調和がありません。筋肉に調和ある働きをさせるのはドーパです。錠剤の形でドーパを摂取すると、筋肉はよりよく働くでしょう。ドーパ又ドーパ生成細胞が欠如すると、筋肉の調和ある働きがなされません。

長い間、私たち医者は医学校で、脳細胞は再生できないと学んできました。私も固くそれを信じていました。それから私は聖書に、発作を起こした子供や中風で麻痺した人がいやされたと書いてあるのを読みました。それは脳細胞の死が原因だったのですが、いやされました。それで神には新しい脳細胞を再生することができるのだとわかりました。私は、脳細胞は再生できるのだと信じ始めました。医学校で、脳細胞が再生できると言わない唯一の理由は、まだそれを見たことがないからです。それは聖書の中にしかありません。

私は、脳細胞が再生できる証拠が何かないかどうか調べていました。そしてジョン・ホプキンズ大学のシュナイダー博士という名の優れた神経学者を見つけました。彼は実験室で赤ん坊の脳細胞を培養し、それらは再生できることを実演できる事を見つけました。なぜか彼は、実験室で脳細胞に与えたホルモンのすべての名前やその割合を秘密にし、公表しませんでした。そのホルモンは何だったのでしょうか。彼はそれらを、神経成長因子、NGFと呼びました。今日、脳細胞は神経成長因子と呼ばれる特定のホルモンを生成することがわかっています。又他に3,4の、今ちょうど私たちが学んでいるものについてわかっています。そこには非常にデリケートなバランスがあります。要点は、シュナイダー博士は実験室にこれらの脳細胞を持っていて、その細胞の再生は、他のホルモンと組み合わせて与えられた神経成長因子の量次第であったということです。幾つかのホルモンの調和のとれた統合、これがとても重要です。ついに、ほとんど偶然に、彼は正しい公式を見つけました。彼は人間の赤ん坊の脳細胞が実験室で増殖できる事を実演しました。これはすばらしい発見ですが、彼はその処方を秘密にして公表しませんでした。今日、脳細胞は培養できます。パーキンソン氏病の患者は脳細胞の移植を受けることができます。ハーバード大学その他では、脳細胞がどのようにして再生するのか血眼になって研究しています。今では、70代の大人の脳細胞でも再生できることがしっかり証明されています。

LS79どうして中風やパーキンソン氏病の人々はよくならないのでしょうか。私は、子宮摘出した後もエストロゲンの生成ができるかどうか知りたがっていた人に話をしたばかりです。この質問に答える前にその話をしましょう。皆、今日アルツハイマー病を恐れています。その予防法がわかっておらず、何が原因か知りません。ロナルド・レーガンはその病気で、奥さんのこともわかりません。恐ろしい病気です。認識の問題だけでなく、実のところ何もかも忘れていくのです。なぜ便座に座っているのか忘れます。自分が何をしているところなのかわからなくなります。腸の蠕動運動が必要でも、何が何だかわかりません。何もかも忘れます。たとえ用足しが終わっても、その後で拭うことを忘れます。脳細胞が死んでいくので、それは恐ろしい病気です。なぜある人々は、80歳でも頭脳明晰で何でも覚えているのでしょうか。なぜある人々は、40歳や50歳で物事を忘れ始めるのでしょうか。

ケンタッキー大学の研究チームは、アルツハイマーの研究にとても興味を持っていました。最初彼らは、それはアルミニウム中毒のせいではないかと考えましたが、今ではアルミニウムとは何の関係もないことがわかっています。今日、人々は自己免疫反応かも知れないと考えています。つまりT細胞が脳細胞を攻撃するので、脳細胞が死ぬというものです。アルツハイマー病についてのよりよい理解は今のところ広く公表されておらず、私もなぜだかわかりません。

LS80しかしこれが、アルツハイマー病に関してなされた研究成果です。カトリック教会は特に司祭や修道女の間でこの病気で多くの問題を抱えています。他よりも多くカトリック教会に患者がいるとは言いませんが、この事で多くの問題を抱えているのです。ケンタッキー大学の研究チームは、修道女でこの研究をするのは良いアイデアだと考えました。アルツハイマー病を扱うとき、標準化の方法がわかりません。というのは人々の背景が様々で、体重も様々、食事も様々、あまりにも差異があるので、アルツハイマー病の発症に関して最大のインパクトは何なのかわかりません。修道女は大変好都合な集団です。彼女らは皆同じ宗教、その生活様式は互いに似ており、食事その他が似ています。アルツハイマー病を研究するには完璧な集団です。そこにはまだまだ精神機能がしっかりしている80歳の引退修道女がおり、全く精神能力のなくなった50歳の修道女がいます。なぜこういうことが起こるのでしょうか。

研究者は修道女についてできることは何もかも調べましたが、何ら意義ある結論は出せませんでした。最後に彼らは彼女たちの日記を調べることにしました。修道女は毎日日記を書くことになっています。カトリック教会は修道女たちの日記帳を提供しました(もちろん、修道女たちの許可を得て)。そして研究者は注意深く日記を調べました。科学者が何を見つけたと思いますか。最もはっきりした違い、最も決定的な違いは、頭脳の明晰な修道女たちの日記は多くの意味ある叙述がしてありました。LS881「今朝は小鳥が私のために窓のところで歌っていた。主を賛美せよ」といった具合です。それは彼女らにとって、とても意味のあることだったのです。彼女たちのした仕事、病院へ行くこと、人々を他よりも多く助けること、患者のために祈ること、何もかも、毎日意味あることで一杯でした。このような文章を書いていた修道女たちは、まだまだ明晰な頭脳を持っていました。アルツハイマー病で苦しんでいた人たちの日記帳はたいてい空白でした。例えば、「1999年、6月18日。晴れ。とても忙しい日だった。疲れた」。それだけです。賛美もなく、意味もなく、感謝もありません。彼女たちは神から離れていたように思える修道女でした。疲れた修道女でした。意味は遺伝子を刺激するものです。

これは私にロナルド・レーガンとジミー・カーターの違いを考えさせました。ロナルド・レーガンは、「あなた方は一つの山を一回見たら、すべての山を見たのです」と言いました。彼は俳優であり、ごく若い頃でも、いつも政治に関わっていました。政治家は全く役者ですね。しかし、ジミー・カーターはどう演じるか知りませんでした。それで私たちは彼はばかだと言いましたね。彼は与える心を持っていました。彼がすることは何でも、政治的観点からは無意味だと思われました。しかし、彼の考えでは、意味ある事をしようとしていました。それで彼はアトランタに低所得者の住宅を建てました。そしてあらゆる行為において、彼は自分の心を与えました。ですから、彼は今日、まだ明晰な頭脳を持っています。今、彼は紛争調停人で、世界中へ行き、紛争を調停し、問題を解決しています。彼はおそらく今よき長です。ロナルド・レーガン、かつては最高統治職にありましたが、突然人生の意味を失いました。自分が何をするのか何もわからなくなっています。おそらくそれは彼には最も深刻な打撃だったでしょう。

私はまじめなクリスチャンであることをとても幸福に思います。脳細胞をお金で買うことはできないからです。脳細胞は、意味ある真理を探究していると、再生し続けることができます。年をとると脳細胞がなくなっていくと言ってはいけません。私はもうそういうことを信じないからです。皆さんが、年をとると記憶をなくすと思っていれば、記憶をなくすでしょう。私はこういう風に信じることに決めました。もし私がもっと意味ある真理を探究し、日毎にさらにもっとそうしていけば、年とるにつれ、脳細胞はよりいっそう鋭くなっていくだろうと考えます。事実、私にはそれが起こっています。私は教会に入ってきてからも、ますます深く、高く真理を追求してきました。私には10年前よりずっとたくさんの脳細胞があると思います。私が言う意味がおわかりですか。ですから私には若くて美しい妻がいるのですよ。私の身体は強くなっています。

私は一度、バイパス手術のために心臓を開く手術をした患者を持ったことがあります。不幸にも皆さんが心臓を開く手術をすることになると、人工心肺を通してすべての血液を迂回させなければなりません。人工心肺の機械はまだ完璧ではないので、血液がそのシリコン製のパイプを通るとき凝固して小さな固まりをつくります。血液が脳に行く時に、それが脳の血管をふさぎ、ミニ卒中を起こさせます。それで何も感じはしませんが、たいていその手術後、人々はいくぶんか記憶障害になります。普通その記憶障害は2,3ヶ月後にはなくなります。ところが、この私の患者は65歳でしたが、子供っぽくなりました。彼は、「君、どこにいるの」と言いながら妻を探していました。彼は大人の態度をなくしました。彼の奥さんは戸を開けてやらなければならないし、彼の後を追って回らなければなりませんでした。彼は車から出るためにドアを開けることもできませんでした。彼の知性はどこかしらに残っていましたが、その態度はひどく子供っぽくなりました。多くの脳細胞がダメージを受けました。

4年後、奥さんは高血圧になりました。彼が彼女の喜びを追い払っていたからです。薬にはそれを下げる効き目がありませんでした。彼の奥さんは高血圧の問題のためにウイマーにやって来ました。私は、彼女が夫のことでひどい問題を抱えていることに気がつきました。私は、彼女の夫に脳細胞は再生できること、神は脳細胞を再生させるホルモンを出す遺伝子を刺激することができるのだと説明しました。脳細胞は再生できます。科学的証拠があります。彼は泣きました。彼は以前にそんなことを聞いたことがありませんでした。彼は、「私は患者になりたい」と言いました。彼は妻の付き添いとしてそこにいたのではありませんが、今希望を持ったのです。彼はとても幸福でした。彼は健康的な食事を食べ始め、楽しく運動をするようになり、笑うようになりました。

1週間後、奥さんが私のところに目に一杯涙をためてやって来て、「リー先生、今日、ここ4年で初めて夫が私のためにドアを開けてくれました」と言いました。誰も彼にそうするように指図したのではありません。

L82S25日後、私たちは終了祝いの会食をしていました。その時、多くの患者たちが証をしました。この男性もそれを申し出ました。私たちは大変好奇心を持ちました。彼は茶色の買い物袋を持ち上げていましたが、何が入っているのかわかりませんでした。それから彼はそれを下に降ろして話し始めました。「私は自分を取り戻しました。神は私の脳を元通りにして下さいました」と言いました。それから彼は袋からバイオリンを取り出しました。彼は、「私はバイオリンを弾いていたことがあるが、その能力をなくしていました。ところがここに来てから、リー先生が、神は私の脳細胞を再生できると言ったので、それを信じました」と言いました。これを聞いて私がどんなにうれしかったかおわかりですか。その時、彼は、またバイオリンを弾くことができるだろうと考えたのでした。ある日、ヒラリー(スタッフの一人)がバイオリンを弾いていると、彼はこっそりバイオリンを練習できないものかどうか頼みました。彼は秘密でバイオリンを練習し、今弾くことができるのです。そこで彼は終了の祝いの席で演奏しました。私たちは全員泣きました。そうです、神は彼の脳細胞を再生なさいました。

私は又、7年の間苦しんできたパーキンソン氏病の患者を持ったことがあります。今、彼女は薬無しで、問題なく歩いています。

女性は子宮を摘出したにも関わらず、なおエストロゲンを生成できます。科学者は子宮をなくした多くの女性がエストロゲンを生成していることを見つけました。体内でエストロゲンを再び生成できるアロマターゼと呼ばれる物質があります。もし、女性がアロマターゼをたくさん生成すると、このアロマターゼは再びエストロゲンを生成します。これは脂肪細胞の中で起こることがあります。自動車事故で膵臓を切除した男性の中で目覚めたインシュリン遺伝子の話を覚えていますか。これは同じ事です。女性が子宮を摘出しても、脂肪細胞の中で眠っているエストロゲン遺伝子が目覚めることがあるのです。ただ問題なのは、当の女性がそれはあり得ると考えないことです。しかし神は遺伝子に責任を持っておられます。神は皆さんのコレステロールレベルをコントロールできます。コレステロールの主要な源は皆さん自身の身体からきます。肝細胞はコレステロールを生成しすぎることがあります。神は肝臓の遺伝子を鎮めることができますから、コレステロールを生成しすぎることはありません。今は遺伝子についてわかっているので、この医学を研究することは、今日一層魅力的になっています。

皆さんに、雌の魚がどのようにして雄になるかという話をしたでしょうか。とても権威ある科学ニュース雑誌がありますが、その1996年10月版に非常に興味深い記事がありました。科学者は衝撃を受けました。彼らはある種の熱帯魚を捕って、雄と雌を取り出しました。実験は10匹の雄と雌がいたときに始まりました。彼らは10匹の雌だけを取り出し、別にしました、すると3,4日のうちに雌のうちの5匹が雄になりました。そのようにするとその魚はいつも性転換します。誰かが見守っているのです、ご存知ですか。魚自身は自分の性を転換できません。性を転換するには、何が変化しなければならないでしょうか。遺伝子が変化しなければなりません。性染色体が変化しなければならないのです。染色体は実のところ遺伝子のかたまりです。染色体を変化させるには、遺伝子を変えなければなりません。誰が遺伝子を変えるのですか。神がご自分の信号をお送りになります。合衆国では、それをzap(電流攻撃)と呼び、ドイツではbliyzと呼びます。各国がこれに様々なニックネームをつけています。

どうか、私のところにきて、「私はこんな状態です。これを変えることができますか」と聞かないで下さい。脳細胞は再生できます。再生は不可能だと教えられていたこれらの細胞は、再生できるということを今の科学者は知っています。簡単に再生はしません。再生にはそれ自身の条件が必要とされます。第一に、皆さんが健康な脳を持っていても、無意味な生活をしていると、脳細胞は死んでいくでしょう。意味ある生活をしていると、脳細胞は増えていくでしょう。今、私たちはその事を知っています。ですから、意味深い生活をしているカトリックの修道女は脳細胞の再生がより多くされているのです。

高血圧の話に戻りましょう。皆さんが高血圧になって医者のところに行くと、医者治療の手始めに利尿薬をくれます。利尿薬は何をしますか。利尿薬は、何回もトイレに行かせるので、体組織の水を大量に失わせます。水分をなくすことで血液のかさを少なくすると、もちろん圧力は下がります。それについては疑問がありません、簡単な論理です。血圧を減らすといつでも、皆さんの組織の器官は全部、不平を言い始めます。充分な量の酸素を受けるためには高い血圧を維持しなければならないからです。ところが血圧が人工的に下げられると、脳、肝臓、またその他すべての器官が不平を言い始めます。彼らは、「どうしてわれわれは十分血液を受け取らなくなったんだろうか」と言います。血圧が下がり、血管がかなり狭いと、心臓は充分な圧力で押し出すことができません。脳は充分な血液を受け取りません。すべての器官が不満です。特にどの器官でしょうか。腎臓です。腎臓は血圧が下がるとほんとうに怒ります。時々腎臓は仕事を止めてしまいます。血圧が低くなりすぎると、時に腎臓は仕事を止めるでしょう。腎臓は、清めのために、また組織から毒を濾過するためにとても重要です。腎臓はいつも、血液をきれいにするために他の器官よりも多くの血液を受け取ります。腎臓は血圧が下がるのにはいつでもとても敏感です。血圧が下がるといつも、腎臓は脳に長距離電話をかけて、「何が起こっているんです?充分な血液を受け取っていませんよ」と言います。脳は、腎臓の要求は良いものだと信じているので、たいていその要求に応じて補正をします。血圧がほんの少し高いだけでも、血液をもっときれいにできます。脳は心臓がもっと強く押し出すよう刺激するためにいくらかのアドレナリンを送ります。心臓はもっと強く押し出すでしょう。血圧は上がります。すると腎臓は、「ほんとうにありがとう。今はうれしいです。自分の仕事ができます」と言います。

そこで、また血圧を測ると、医者は少し上がっているのがわかり、お決まりの手順で利尿薬を倍にします。それで、明らかに、皆さんはもっとしげしげと医者のところに行くことになります。水分を失うので血液のかさが減る。血圧が下がる。するとすべての器官が不平を言う、特に腎臓が。脳は、心臓がもっとしっかり働くようにとアドレナリンを生成する。患者はいい気分でいたのですが、2,3ヶ月後、血圧は同じ高さに戻ります。そこで、医者にまた血圧が元に戻ったと告げます。すると医者はベータブロックと呼ばれる新しい薬を紹介します。血圧は脳から出るアドレナリンによって上げられたので、科学者はアドレナリンをブロックできる薬を開発しました。これをベータブロックと呼びます。この血圧上昇は組織内でのアドレナリン生成に大きく起因するので、今度は、製薬会社はベータブロックと呼ばれるものを作り出しました。彼らがこれを市場に紹介したとき、ダン・ラザーが出てきて、われわれは高血圧その他を征服したと言いました。

けれどもご存知ですか。その製薬会社はずっと昔、もしベータブロックを度々使うと、腎臓はまた不平を言うだろうと予想していました。ですからある時点でベータブロックは血圧を下げる効き目がなくなることを知っていて、すでに新しい薬を開発しているところです。彼らは常に次の製品の開発をしています。そうです、彼らにはこうなることがわかっています。彼らは、それぞれの新薬が私たちをいい気分にさせるのだと私たちが考えるよう望んでいます。彼らは、私たちに、アドレナリンが多すぎる、それを鎮めて血圧を下げる必要がある、そうすれば気分が良くなると言います。すべての器官組織は圧力が減ると不平を言い始めるでしょう。そうしている間に、皆さんは倍量の利尿薬を飲みます。もし利尿薬を長期間多く摂りすぎると、コレステロール値が高くなります。

LS83それはほんとうに賢いことでしょうか。この治療の意味は何でしょうか。ほんとうによくなりたいのですか。もしほんとうによくなりたければ、なぜ高血圧なのかをよく知らなくてはいけません。なぜ圧力は血管の中で増大しているのでしょうか。それは食事、ストレス、運動不足、ライフスタイルの問題かもしれません。薬の問題ではないのに、人々はほんとうのことを避けるために薬を使っています。よくなりたくない、それがほんとうの意味なのです。いやされるよりも、慰めを望んでいるだけなのです。多くの患者がこのレベルにいます。彼らは、「先生、私にはこんな問題があり、とても不快です。この不快さを取り除くことができますか」と言います。人々は完全にいやされることをほんとうには願っていません。もし彼らがほんとうにいやされたいなら、問題の原因を取り除くために何でもしようとするでしょう。病気の根源にある原因を取り除く、つまり生活スタイルを変えることです。

そういうわけで、ベータブロックを飲んでいい気分になると、腎臓が不平を言うので血圧はまた高くなります。それでベータブロックを倍にします。それから3倍にします。ベータブロックを3倍にすると、血圧は下がるでしょうが、アドレナリンブロッカーを多くとりすぎたので、全組織にアドレナリンが不足します。すると皆さんは少しふぬけした感じになります。それで御主人は勃起しないので妻と床を共にすることができません。勃起のためにはいくらかアドレナリンが必要ですが、アドレナリンブロッカーを摂りすぎたので、勃起障害になるのです。

すると医者は製薬会社に薬が効かないと文句を言い始めます。すると製薬会社は、カルシウム通路ブロッカーという新しい製品があると言います。カルシウム通路ブロッカーとは何でしょうか。心筋が収縮するときはいつも、カルシウムがどっと心筋に入ってきます。通路があり、心筋自体にカルシウムがどっと入って来られるように開きます。「われわれはこの通路を発見し、この通路をどのように遮断するか、そしてカルシウムが心筋細胞に入る事ができないようにし、心臓が強く収縮できないようにする方法を見つけました。そのために血圧は上がらないでしょう」。医者は、「それは良い考えだ」と言います。そして新製品が登場します。そこで皆さんは通路ブロッカーを使い、血圧は下がり、腎臓は苦々しく文句を言います。服用を2倍にします。3倍にします。効き目がなくなります。今私たちは通路ブロッカーの時代を通過したばかりです。

私が医学校にいた頃は、ベータブロッカーの時代でした。私が卒業した後は、カルシウム通路ブロッカーの時代でした。今、どうしていいかわからないでいます。カルシウム通路ブロッカーを使うと、腎臓が文句を言い、脳に長距離電話をかけます。脳は腎臓の文句を聞くのにあきあきします。「また、君か、腎臓君。君にはうんざりだ。どうか電話をかけないでくれ。もう何をしていいかわからないよ。私が何かすると、この人は変なところに行ってまた血圧を下げることを何かするんだ。私にはどうしようもない」と脳は言います。それから脳は腎臓に、「もう君次第だ。君がしたいようにしてくれ。君には血圧を上げるレニンというものがある」。腎臓は、「わかった。では君の許可があるから、レニンを出して血圧を上げよう。そうすればきれいにするためにもっと血液を受け取ることができる」と言います。脳は、「いいよ」と言います。さて、カルシウム通路ブロッカーはまた効き目がなくなります。そしてレニンのせいで血圧は上がります。科学者はレニンブロッカーと呼ばれる新しい製品の開発について考えているところです。「主を賛美せよ」と言うべきかどうか、私にはわかりません。レニンブロッカーは今市場に出てきています。次はどうなるか私にはわかりません。これは絶え間ない闘いです。私はこれをバベルの塔と呼びます。無意味ですが、どんどん上に上がり続けます。

このように医学の知識は蓄積していますが、何の問題も解決してはいません。遺伝子の問題を解決していないからです。もし皆さんが塩分の濃い高脂肪食を食べ続け、適切な運動をせず、怒ってばかりいて、人々を憎み、許すことができなければ、そういうすべてのことが、よい健康状態を獲得する妨げになります。私のする講義に、ゆるしについての講義があります。ゆるしは医学的に重要です。私のこの講義をゆるしの神経生物学と呼んでいます。他にも安息日についての神の生物学と呼ぶ講義があります。私は生物学、物理学、科学、神学を医学に結びつけるのがとても好きです。そうすれば皆さんは、ゆるしにはほんとうはどんな意味があるのか理解なさるでしょう。皆さんがゆるすと、脳に何が起こるかおわかりですか。今回の講義だけで満足しないで下さい。学ぶことはいっぱいあります。私はキャンプミーテイング全部を受け持って、全部の講義を皆さんにして上げることができればと思いますが、それができません。いつかここでそれができるでしょうか。どう思いますか。私たちは来年、2000年にそうすることを考えているところです。私は私の後に話し手が控えていないのがうれしいです。何を話していましたっけ。レニンブロッカーですね。

私たちはライフスタイルを変える必要があります。問題はこうです。運動を何もしないで、高脂肪食を食べていると、皆さんの身体は多すぎるコレステロールや脂肪をどうしていいかわかりません。肝臓は徐々に、脂肪をつかんでおくという緊急事態に追い込まれます。肝臓はLDLと呼ばれる物質を生成します。最後のLはリポ蛋白という意味です。これは特殊な蛋白で、血中で脂肪とコレステロールをつかまえます。高脂肪食をして、運動しないと、血液はべたついてきて、循環をふさぐことがあります。神は脂肪を食べないように言いますが、でも問題が起きるとLDL遺伝子を刺激なさいます。LDLは出て行って、ピックアップトラックのように脂肪とコレステロールを全部集めて肝臓に運ぶので、肝臓はそれを分解できます。肝臓はあまりにも負担をかけられると、ついにはピックアップトラックを拒みます。かわいそうなピックアップトラックは循環に戻って、コレステロールを捨てる場所をどこか探します。それで動脈硬化になります。典型的なアメリカ人のライフスタイルである、運動をせずに高脂肪食を食べるということをしていると、こういうことが起こります。これは菜食者にも起こります。

ついに、皆さんが神の健康メッセージを見つけ、健康的な食事をし始め、運動し、聖霊の力によってゆるすようになります。さて、ゆるすと脳に何が起こるかわかるでしょう、心が平安になります。何が起こるでしょうか。今では運動を楽しみ、御主人のシャツにアイロンをかけるのが好きになったので、それには意味があります。すると神が信号をお送りになります。HDL-高密度リポ蛋白。HDLが生成されると、血液中に出ていきます。それはブラックホールのような働きをします。コレステロールの蓄積したところに行ってきれいにしてしまいます。すると血管は広くなり、狭心症は消え、めまいはなくなります。美し116 いことが起こります。

これはディーン・オルニッシュによってしっかり証明されています。健康的な食事、ストレスコントロール。特に私たちには、ディーン・オルニッシュが紹介しなかった神があるのです。神は皆さんのHDL遺伝子を刺激することができるので、HDLを生成することができます。HDLは動脈からコレステロールを全部かき取って、肝臓に運び、肝臓はコレステロールを分解して十二指腸に送り出します。それから皆さんが繊維のたっぷりある果物を食べると、その繊維がコレステロールを全部吸収し、翌朝にはしっかり便通があるということになります。なんとすばらしいシステムでしょう。

この健康メッセージに従うと、ついには、自分の身体を理解することを通して、なぜ私たちの遺伝子を創造された神を礼拝する必要があるかがわかります。なぜ神に栄光を帰する必要があるか理解するでしょう。自分自身の遺伝子の働き方がわかったので、三天使の使命を、単なる教義ではなく理解するでしょう。皆さんの遺伝子は三天使の使命を経験するのです。願わくは神が、皆さんに、自分の身体がどのように働くかを理解することによって、この美しいメッセージを経験させて下さいますように。アーメン。

4.鬱と肥満の扱い方